
2つめは、左肩です。左肩からたらす豪華な模様の部分「パッル」が、肩よりも前に来てしまっています。
なお、このように着付けることがないわけではありません。ベンガル地方を中心に、「パッルの模様も前から見えたほうがきれい」という理由や「肩からたらす部分が短めのほうがいい」という理由で、わざとパッルの模様を前からも見えるように着付けをすることはあります。たとえばこんな感じ。
が、デリーなどにおいては、パッルの模様が中途半端に前に来ていると、ちょっと変な感じがします。
縫製の済んでいないサリーの場合、巻き始めか巻き終わりの端に、ブラウス用の余り布がついていることがありますが、この余り布が巻き終わりについているのをカットせずに着てしまうと、このようになってしまいます。もし、端っこの一番豪華な部分(パッル)の先に、さらに1メートルほどシンプルな布地が続いているようならば、それは、ブラウス用の余り布です。あらかじめカットしておきましょう。参考例はこちら
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