デリーグルメ

デリーのおうちにおよばれランチ集
番外編・インドの家庭料理



およばれおうちランチの写真集です。

【中央デリーの庶民層 Gさん】2004年4月(ヒンドゥー・ベジ)

小さな商店をときどき開けているGさん。
雑然と入り組んだ路地を入り、壁にはりついた細い階段をよじのぼり、おうち到着。

このあと、チャパティとアチャール、ミントチャツネも出てきました。
「辛いものは体に悪いから嫌いだ」とのことで、辛さは全く前面に出てこず、
素材のおいしさが引き立っていました。

何種類もあるミターイは、ごひいきのミターイ屋さんで買ってきたものだそうです。
ハルワ(写真右)は、自家製。

ちなみに、旦那さんの実家は全員ノンベジ。この方だけがベジタリアンです。
旦那さんのお兄さんに「どうして彼だけベジなの?」と尋ねてみると、「彼は信心深いから」との答えでした。

 

【オールドデリーのAさん】2005年6月(ヒンドゥー・ベジ)

とてもとても小さな通りですが、オールドデリーで知らない人はいない伝統ある場所。
フルタイムのサーバントは2人、通いのメイドが1人。
日本人の目にはおそらくぱっと見、庶民層に見えますが、これも一種のミドルクラス。

朝ごはんは、バターやジャムを塗ったトーストと、甘いチャーイ。

夕方(こちらでは19時くらい)、ベジタブルパコラをかじりながらごはんを待ちます。スパイスや塩は好みで。

21時半。オクラ、チャパティ、ローマンゴーを煮詰めた酸っぱくて甘いスープ、アチャール、ダヒー。
ダヒーには、好みで砂糖を入れて食べることもできます。
容赦なくチャパティを追加してくるのを、懸命に辞退

デザートはマンゴー。

別の日の夕方。今日は豆のカレー「rajma」。ちょっとだけ辛いかな?くらいの、トマト味。
しかし、豆があまり得意ではない私。ポテトのかけらが入っていたので、おかわりのとき「ポテトのところ、もっとほしいな」と言ってみました。すると
「ああ、これはポテトはほとんど入ってないのよ。粘り気を出すために入れてあるだけだから」
と言われました。なるほど。
右上はダヒーです。

夜、この家の娘さんのいとこである男子とそのお友達が遊びにきました。
いとこ君、ごはんをいったん断りましたが、強くすすめられて、食べ始めました。
食べ始めると、食べるわ食べるわ。娘さんが「大食い!」とからかいます。
お友達の方は、何度も何度も固辞。お母さんが何度も何度も何度もアタック。とうとう、
「では、チャパティ一枚とオクラだけいただきます」
と認めさせ、
続いてはチャパティ無限追加攻撃が開始されました。
私は、それを横で見ているだけのポジションのはずが、
「マミも食べなさい(と言いながらサーバントに持ってこさせる)」
「いいです」
「食べなさい!」
「だって、さっき同じもの食べたばかりだから」
「あれはランチ。これはディナー」
押し問答、五往復。お持ち帰りする、ということで許してもらいました。
アルミパックを開けると、オクラ、チャパティ、それからお店で買ってきたという
デザートが入っていました。

スイートチャツネつきのサモサ。
どう食べようかな、と思っていたら、いとこ君、
「いい感じにしてあげる」
と、写真のようにサモサの上の衣をフォークでざくざくと割り、チャツネをかけてくれました。
これをフォークで崩しながら食べて、と言います。


↑写真をクリックすると映像が出ます。


また別の日。「このあたりはゴールガッパが有名なのだ」と言って、外に買いに行ってくれました。
持って帰ってきたのは、ゴールガッパの本体(中が空洞のぱりぱりスナック)と、ポテトをゆでたもの、それからスナックの中に満たす水。
小さなバケツ一杯分ほどもある緑色の水は、微妙にすっぱく、ほのかに辛味があります。
「この水の中には、ブラックペッパー、ミント、ブラックソルト、それからグリーンチリとかマンゴーパウダーとかヒーングとか、いろいろ入っているんだよ」
揚げたスナックの上辺をスプーンや指で割り、ポテトなどの具を入れ、それからこの水をいっぱい満たしてぱくっ!です。でも、私はこの「お水」を少なめにするのが好き。

 

【ロヒニイーストのHさん】2006年3月(ヒンドゥー・ノンベジ)

もとはパハールガンジ育ちですが、デリー大学を卒業してState Bank of Indiaに勤め、北西デリーの住宅地ロヒニイーストに住む今は典型的な中流層となったHさん。10年前とは立ち居振る舞いも表情も違います。奥様は高校の社会の先生。


水差しと洗面器を使ったあたたかいお湯での手洗いをさせていただいたあと、歓迎の花束を受け取りました。

善意でいっぱいの笑顔でマサラの小瓶を持ってきて、フルーツサラダにかけろと言われましたが、固辞。
かけないのが好みだと言えばすぐに引きますが、「おなかの調子が悪いから…」などと言ってしまうと、「え?マサラはおなかにとてもよい。おなかの調子が悪いならますますかけるべきだ」と言われて余計すすめられることになります…なりました。失敗。

右がマトンカレー、手前がフィッシュカレー。
私の知る限りでは、デリーのヒンドゥーの多くは魚を食べず、「魚はムスリムの食べ物だ」と言って積極的に忌み嫌う人もいるほどなので、あなたは魚を食べるのかと尋ねてみると、「全く食べない。これは、日本人の君のために特別に用意した。あと、白米も。喜んでもらえただろうか?」との答え。
皆さん、「インドの白米」「インドのビリヤーニ」「インドのプラーオ」「日本の白米」「チャパティ」「ナーン」を好きな順に並べるとどうなりますか?
私は、「インドの白米」を最下位にもってくる人間なのです。これは、つらい。
お魚も、おいしいけれど、私以外誰も食べないというプレッシャーがなかなかつらい。…全力を尽くしました…!

パニールカレーとマトンビリヤーニ。ビリヤーニの味付けがシンプルでおいしい!

チャパティとオクラ。オクラがちょっと辛め。ここのご家族は辛いのがお好きとのこと。青唐辛子もかじっていました。

スイートライスと、ミルク系のお菓子。

ご夫妻の結婚式のDVD、YogaのDVDを見せられ、疲れを見抜かれて1時間ベッドルームに1人で閉じ込められました。初めて行ったおうちでのうのうとお昼寝…。

起きるとすかさずお茶が出てきました。

 

【ロヒニウエストのSさん】2006年3月(ヒンドゥー・ノンベジ)

Indian Oilに勤めるSさんのお宅。中流層です。

直前にごはんを食べていたので、シンプルにダル(豆カレー)&チャーワル(お米)。

「ノンベジ料理のときは、チャパティにギーを塗らないで食べるんだけど、これはダルでベジ料理だからギーを塗ったよ」と、ご家族。

小さなスパンコールがたくさんついた素敵なスーツマテリアルをおみやげにいただき、おいとましました。

 

【オールドデリーのAさん】2006年3月(ヒンドゥー・ベジ)

ふたたびAさん宅。今回は私の友人を連れていったので、張り切ってくれ、外国人の好みにあわせて辛めに料理してくれ、Aさん宅で普段食べる食事と少し違いました。

アールーゴービー(ポテトとカリフラワー)とラージマー(豆カレー)。

ギーを塗ったチャパティと、ライス。

ダヒーにはお好みで砂糖を加えて。プレートにとって好きなように混ぜて食べます。

デザート。

 

【ニザムッディンのAさん】2007年3月(ヒンドゥー・ベジ)

オールドデリーで、一畳ほどのアクセサリー店(工房は別の場所にあります)を営む女性のご自宅。
聞いていないのに、何千万ルピーする家か説明してくれました。





おばあさん。何気にいいサリー着てます。東インドならともかくここデリーで、部屋着がカンタサリーとは。

全く別の仕事をなさっているという旦那さん。

左端がアクセサリー屋さんのオーナーでありマダム。2人の子どもと共に。

 

【中央デリーのAさん】2008年11月(ジェイン・ベジ)

スリランカ人のお客さんで大混雑、スリランカの新聞にも大きく取り上げられた、
大繁盛のサリー店の、跡取り息子。
奥さん(主婦)と小さな子どもと3人で新居にうつったというので、見に行ってきました。
卸売市場に近い場所で、すぐそばの大通りはいつも、オートと車とリクシャーと自転車と人と手押し車で大混雑。
上の記事で、聞いてもいないのに何千万ルピーする家か教えてくれたマダム同様、
ここの奥さんも、自分からうきうきと値段をしゃべってくれました。
リビング、寝室、ゲストルームの3部屋+キッチン+上階のテラスで、220万ルピーだったとのこと。
やはり、場所によってかなり違いがあります。

ピントがぼけてしまいました。2歳半の息子がチャパティを運んできてくれています。

右が奥さん。
左は、ご主人のお兄さんの奥さん。
この人はいつもサリーの着付けがきれいで、いつもどこかにちょっとしたこだわりがあって、勉強になります。

2歳半の息子。大好きなチョコレートをべったり口のまわりにつけて、楽しそうです。
奥さん、私にチョコレートの入った小さな袋を数個にぎらせ、
「あなたからあげて。そしたらあなたになつくから」
…って、猫ですか?(笑)

突然行ったので、そのときできていたものをいただきました。
プリー、パニール、アールーマサラ、キャベツとカリフラワーのマサラ、ピクルス三種。

右側のスナックがなつかしい味でおいしいので、揚げる前のものを見せてもらいました。

揚げる前はショートパスタのような外見(1kg225ルピー)ですが、
おうちで揚げると、なんだか日本人にもなじみがありそうな見た目に。
それもそのはず、白いほうは米の粉だけでできているそうです。
黄色いほうは米粉+小麦粉。

お菓子はラッドゥー。お菓子は外から買ってきています。

【南デリーのGさん】2009年11月(ヒンドゥー(Sai baba)、卵OKのベジ)

公務員であった夫の亡きあと、住み込み使用人とともに暮らしている老婦人のお宅です。


住み込み使用人の彼は、料理上手。


朝は、2種類のダールであっさりやさしく。


チャパティも手早くのばして焼き、


昨夜の残りのナス料理をちょこっと添えて、軽い朝ごはん。


夜は、ムーング・キ・ダールで、少しだけこってりめのダールに。
ほんの少しですが、唐辛子も入っていました。

 

 


 

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